安倍首相のツイッター、軽すぎる!

 共同通信社が4月10日~13日に行った世論調査によると、安倍内閣の支持率が前回より5.1%減の40.4%で、不支持率は43%で支持率を上回った。

 

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        (2020年4月14日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 

 また緊急事態宣言のタイミングは「遅すぎた」は80.4%で、「適切だった」の16.3%を大きく上回った。

 

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        (2020年4月14日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 

 この緊急事態宣言を受け、休業要請を受けた店舗などの損失を「国が補償すべきだ」という回答が82%にも上り、「必要でない」とする12.4%を圧倒した。

 

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        (2020年4月14日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 

 このほかにも全世帯にマスクを2枚ずつ配布するとか、1世帯当たり30万円を給付するといった政府の方針に「評価しない」とする回答はそれぞれ76.2%、60.9%で反対の声が多かった。

 

 こういう世相の声がある中、安倍首相は自宅で過ごす様子の動画を、シンガー・ソングライター星野源さんの動画に合わせてツイッターに投稿したという。

 

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        一国の首相のこんな啓蒙ツイッター、軽いな~

         (2020年4月13日 MBSテレビ「Nスタ」(部分)より)

 

 新型コロナウイルスの感染拡大防止で外出しないよう国民に呼び掛けたというが、考えてもみるがいい。

 

 贅沢なほど大きな家に住んで、資産もあって、国の税金から有り余る報酬も手にしていれば、外出自粛など痛くも痒くもないわけだ。

 

 国民の暮らしを少しでも知っていれば、外出自粛あるいは補償を伴わない休業等を要請することによって、多くの国民の生活にすぐさま支障をきたすことはすぐに悟れるはずだ。

 

 外出自粛だからと言って、ゆったりとした広い部屋で犬と戯れ、歌を口ずさむことができるのは、安倍首相!あなたしかいないかもしれない。

 

 啓蒙することは大事かもしれない。


 しかし、こんなことは芸能人やその道の人たちに任せておけばいいことであって、一国の首相がやるべきことではない。

 

 安倍首相が今やるべきことは、一刻も早く新型コロナウイルスの感染拡大を阻止する強力な対策を矢継ぎ早に講じることであって、芸能人の真似をすることではない。
 そういうことはその道の達人たちに任せていればいいのだ。

 

 新型コロナウイルス終息のために強力な規制を打ち出せば大きな被害を受ける人たちも出てくる。

 国はそういう人たちを救うために、ややこしい手続きなどを踏まずに救済できるような効率的なシステムをすぐさま構築するべきだ。

 

 こういうことを地方の自治体に丸投げするようなことをやるのなら、安倍政権など要らない。
 
 厳しい規制を打ち出すが、同時に結果責任も一切負ってくれる代わりの政権を望もう。

 

 もし、そのために国民すべてが生活のレベルを一段下げることが必要となったとしても、それは甘んじて受け入れようではないか。

 

 生半可な気持ちでこの災厄から逃れる手はないと思った方がいい。

 

 今回の安倍首相のツイッターには30数万の「いいね」があったというが、それが一体どうした、というのだ。

 

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          35万の「いいね」それがどうした!

        (2020年4月13日 MBSテレビ「Nスタ」(部分)より)

 

 軽すぎる!というのが今回のツイッターに対する私の感想だ。

 

 経済に及ぼす影響がどうのこうのと言っている間に、本当に日本は後戻りのできない状況に陥ってしまうかもしれないのだ。