誰を新総裁に推したか、それが総選挙結果に影響するだろう
20日のABCテレビ「羽鳥モーニングショー」では自民党新総裁は誰が良いかについて、この18,19日に実施された各社の世論調査結果を報じていた。
岸田文雄 高市早苗 河野太郎 野田聖子
ANN 18% 10% 48% 7%
(RDD方式 全国18歳以上の男女1911人 有効回答1060人)
毎日新聞 14% 25% 50% 3%
(18日実施、自民党支持層の回答)
読売新聞 22% 20% 41% 6%
(党員党友の回答)
読売新聞は面白いことに、これとは別に自民党所属の国会議員の結果も同日朝刊の第一面で報じており、それによるとトップは岸田氏となっている。
岸田文雄 高市早苗 河野太郎 野田聖子
読売新聞 25% 19% 22% 4%
(自民党所属国会議員の回答)
総裁選挙は決選投票にもつれ込み、そうなれば岸田氏が有利になりますよ、という自民党国会議員に対する一種の誘導報道のようなものであろう。
他の社も新総裁が1回目の投票だけで済むことは予想しておらず、おそらく決戦投票になるだろうという読みであった。
自民党総裁が総理大臣となる可能性が高い現状において、党員党友投票であればともかく、国民の意思が反映しにくい議員投票にはいささかの疑問を持っている。
安倍・菅政権と続いた旧来の政治とその手法は、国民の実感を伴わない経済発展をデータ上で吹聴するばかりで、かえって貧富の格差を広げたばかりか、新型コロナ感染拡大では政府の危機管理が脆弱であることを露呈した。
国民に嘘をつかない政治。
これが今一番国民が望む政治である。
今回の総裁選の結果いかんでは、きたる総選挙に大きな影響を及ぼすであろうことは間違いないだろう。