こんな形での決勝T進出は・・・

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 サッカーワールドカップ・ロシア大会で日本代表は28日の試合でポーランドに0-1で敗れたが、警告の差で日本代表が決勝Tに進出した。

 しかし、前回の試合で拙いプレーを非難された川島選手が今回のポーランドとの試合で見せてくれた神わざセーブは、試合終了間際に日本代表が時間稼ぎのプレーに終始したことで台無しになった。

 この時点で、日本代表は警告の数の差でセネガルを上回ることから決勝Tに進出できると分かったとたんに、新たな警告を受けぬよう消極的なプレーしかしなかった日本代表にブーイングが起きたことは当然と言えよう。

 スポーツにいろんな戦略を持ちいることを批判するわけではないが、それにはおのずと制限があろう。

 勝つために自分たちの持つ力を十分発揮せずに戦うということは、相手チームや観客に対して失礼ばかりか、スポーツの精神にも反する。

 ポーランドに先制され、せめて同点にしようと積極果敢なプレーをしたうえで、仮に不幸にも警告が与えられ、警告数がセネガルを上回って決勝Tに進出できなかったとしても、私は日本代表を批判したくない。

 むしろ、精いっぱい戦ったという選手たちをたたえたい。

 スポーツはどういう手段を取ろうと勝てばいい、というものではないだろう。

 勝っても負けても、戦いの後の爽やかさは捨てがたいものである。

 それはスポーツ精神にのっとってプレーするからであろう。

 日本代表が決勝Tに進出が決まった瞬間、そのことに歓喜するサポーターの様子を流している映像を、何かすっきりしない気持ちで見ている。