森友学園疑惑~「面会記録」公開は「本丸」を守る奇策か?

 共産党の小池書記局長が参院予算委員会で取り上げた、自民党鴻池祥肇元防災担当相と学園の籠池泰典理事長との「面会記録」がマスコミをにぎわしているが、どうも腑に落ちない。

 この「面会記録」は「鴻池氏側から共産党側に情報を提供した」とも言われているのだ。

 もしこれが本当ならば、自民党のベテラン議員の反旗とも思えるこの行為は何のために行われたのだろうか。

 そういえば、このことについてTVのインタビューで語る鴻池氏は何か演技がかったようにも見えた。

 一時は森友学園の教育方針に感銘を受けたという自民党の鴻池氏が、籠池泰典理事長を「教育者としてふさわしくない」「このことでは野党にがんばってもらう」などと発言する裏に何があるのか。

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池の中に何がある?

 この際、誰がスケープゴートになろうとも、早くこの事態を収拾させる道筋を付けねばならないと考えたのだろうか。

 そのためには、疑惑の矛先が「本丸」に向かないように変えてやる必要がある。
 そして小さな騒ぎで収拾させる。

 「本丸」とは何か?それは今はわからない。

 しかしあのパリパリの鴻池氏が、こともあろうに共産党に情報を提供する(事実であるならば)など、この不可解な出来事を理解するにはそう思うしかない。