これでは納税のモチベーションも下がる


 参院予算委員会で、予算資料にあの森友学園からの歳入が反映されていないのはなぜかという質疑があった。

 これは6日の午前の参院予算委員会で、野党の委員が質問したものであるが、国土交通省交通局長の答弁は木で鼻をくくったようなものばかりであった。

 誰が聞いてもその答弁内容には無理があるし、同じことの繰り返しであった。

 国土交通省に限らず、財務省の役人の答弁も同様だった。

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しばしば審議がストップした参議院予算委員会(6日、参議院インターネット中継より)

 そして明確な答弁がないなどとして、野党の抗議でしばしば審議が中断した。

 高い学歴も持ち合わせているであろう役人たちは、自分の答弁が苦しまぎれのものであることは百も承知であろう。

 保身のためにはそういう答弁をすることしかできない哀れさが垣間見える。

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花は美しいが答弁は苦しい

 特に今国会は、質疑にまともに答えない閣僚や役人の答弁が多くて、最近は
腹立たしさを覚える。

 私たちが汗水流した労働の対価の多くを、法に従って税金として納めねばならぬことはわかるが、こんなズサンな予算の作られかたでは、納税のモチベーションは
次第に下がってくるのである。