真相解明を妨害するのはどの党か?


 自民党森友学園問題について、籠池理事長らの参考人招致を拒否した。


 さらに自民党の竹下国会対策委員長は、「国会では話が面白いから招致するというのはないだろう」と8日朝に述べた。

 森友学園問題を「面白い話」と揶揄する自民党国会対策委員長とは一体何だ?

 自民党内では森友学園問題をこんな程度にしか捉えていないことが竹下委員長の言葉でわかる。

(上記、太字の部分は追加文章)

 また公明党もこの参考人招致に消極的である。

 日本中に大きな騒ぎを起こし、私たちの財産である国有地の大幅な値引きの過程に不可解な点が数多くあるのに、与党はその真相解明に及び腰である。

 なぜか?

 おそらく国民の誰もが抱いている疑問はみな同じであろう。

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 過去にもこれと同じような感覚を持ったような気がする。

 それは、昨年の東京都の舛添前知事の政治資金の公私混同問題において、都議会の与党である自公議員らが百条委員会の設置に反対した時である。

 真相を解明しなければならなかった都議会はこの問題をウヤムヤにしてしまった。

 そして哀れ、与党と夫婦仲のようにツーカーだった舛添氏も土壇場でその与党から三行半を突きつけられ、知事を辞めざるを得なくなった。

 こうして舛添前知事の公私混同問題などは闇に葬られた。

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 しかし、このことに対する都民の怒りは、それまで「頭の黒いカラス」の下でぬくぬくと湯に浸かってすごしてきた都議会与党には残念ながら届かなかったようである。

 その結果どうなったか。

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 同じ自民党でもやはりこれはおかしいと、党内で反旗を掲げた小池百合子氏が新都知事に選ばれた。

 そして都民の怒りは、今年2月に行われた東京千代田区長選挙においても治まらなかったようである。


 今回の森友学園の疑惑について、自民党が籠池理事長らの参考人招致を拒否した対応はおかしいと思う者が与党議員の中にも少なからずいるだろう。

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いまだ霧は晴れず

 はたして森友学園疑惑における「頭の黒いネズミ」はいったい誰なのか?

 これを解明せずしてこの森友学園問題が終結するはずがない。


 おかしいことに対しては与野党も党の縛りにこだわらず、誰もが声を挙げるべきである。

 もしそういう人たちのグループができたならば、私はその人たちの集まりを「シン・ゴジラ」ではなく、「シン・○○党」と呼ぼう。

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果たして池の中から見つかるものは?

 「シン」とは何か?

 「新」でもいいし「真」でもいい。それは各自が「シン・○○党」に対して抱く言葉の代名詞と思ってもいい。

 まかり間違っても英語の「sin」を使わぬこと。これは宗教・道徳における罪、造反、罰当たりなどの意味を示すから要注意。