森友学園問題を安易にスルーすることはできない


 昨日に続き、今日もTVでは国会中継が行われていない。そういう時はインターネットで審議の中継を視聴する。

 すでにご存知の方もいるだろうが、国会の会期中は衆議院参議院ともインターネットで審議の中継がおこなわれる

 今回のように国民が注視しているような森友学園問題が生じているときに、その国会審議がTVで放映されないと何か恣意的な力が働いて放映しないのかと思ってしまうが考えすぎであろうか。

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EXILEの「銀色の雲間から」ではないけれど
ありふれた一日を輝かしいもので終わらせようとする
のは自然の景色だけで十分

慇懃無礼な言葉によって
汚れたものを意図的に美しく見せるのはもうたくさん


 今日の財政金融委員会の様子について参議院インターネット中継を視聴していて、森友学園問題の質疑に対する閣僚官僚の答弁を聞き唖然とする。

 慇懃無礼な言葉で、「先ほども答弁しましたが・・・」「同じことの繰り返しになりますが・・・」「法に則り、適正に処理し・・・」等々。

 質問の意図をわざとはぐらかし、一般論で答弁する。挙句の果てには証拠なるような文書の廃棄によって答えができないと言う逃げ。

 どんな会社でも仕事に関係する文書は最低でも1年、ほとんどが3年、5年、10年そして永久と定めている。


 日本の国会の審議がこんな次元の低い応答に終始していることに今更ながら驚く。

 慎重審議するというと聞こえはいいが、こんな形だけのもので進められていることに暗澹としてしまう。


 こういうことは今に始まったことではないが、森友学園問題で答弁内容のいい加減さがより浮き彫りされたようだ。


 国会では森友問題だけでなく、そのほかの重要な審議をしなければならないことはわかりすぎるほどわかっている。

 だがしかし、それを理由に森友問題を安易にスルーするようなやり方を見過ごすことはできない。


 審議が輻輳するような事態を招いているのは、森友学園の籠池理事長らの参考人招致を拒否している与党に原因があることは明白である。