こういう大臣で日本の防衛は大丈夫か


 16日の衆院安全保障委員会における稲田防衛大臣の答弁があまりにもお粗末であきれてしまった。

 これは、南スーダンPKOの陸自日報の存在について、防衛省は存在しないと説明してきたが、実際は電子データーの形で陸自に保管されていたことが15日に判明した。

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答弁する稲田防衛大臣衆議院インターネット中継から)

 野党委員が先月14日に「陸自の日報」の存在について稲田防衛大臣に質問したところ、稲田大臣は「日報は破棄された。それは確認した」という答弁は虚偽にあたるのではないか、と質したが稲田大臣から明確な答弁はなかった。

 稲田大臣は「報告を受けて、それを確認した」さらに今回の新たな報道(陸自に日報が残されていたという15日のNHKの報道)については、「もし事実であれば自分の責任の下でしっかり調査したい」と繰り返すばかりである。

 野党委員からは「質問内容は事前に通告している。報道内容の確認は陸自に問い合わせればすぐにでもできること、なぜすぐに確認しないのか」と稲田大臣を問い詰めた。

 稲田大臣は「今陸幕僚に対してしっかり事実確認をしている」などと、耳にタコができるほど同じ答弁をするばかり。

 要領を得ない稲田大臣の答弁に審議が何度も止まった。

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要領を得ない答弁に しばしば審議が止まる(衆議院インターネット中継から)

 野党委員の「昨年7月に陸自に日報が残っていたか」のシンプルな質問に、稲田大臣は抽象論を述べるばかりである。

 野党委員は「昨年7月の日報が陸自に在ったのか、明日までに回答をしてほしい」と要望した。

 さらに稲田大臣は答弁で「過去のことについては責任を負えない」と意味するような発言をした。


 こういう人物に日本の防衛を任せるわけにいかない。

 しかし残念ながら、今はこういう人が日本の防衛大臣をやっているのだ。