こんな人が国会にいたら日本もダメになる

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 24日の参院予算委員会で、森友学園問題をめぐって質問していた共産党小池晃書記局長の態度について、麻生財務大臣は「偉そうに」などと述べた。

 これは共産党の辰巳委員が鴻池事務所と籠池氏との面談記録について確認した後に、麻生氏が「(小池氏は)偉そうに言っていた」と言い、さらに「俺が偉そうに聞こえたんだから。しゃあねえもん。いつも人を指さしてしゃべっている。偉そうに。失礼だろ」と言ったという。

 麻生氏は山本委員長から注意を受けたがそのまま席にふんぞり返ったままであった

 国会における麻生氏の言動はべらんめー調だということは前に書いた

 故意かどうか知らぬが、麻生大臣は国会の答弁ではいかにもその筋の人間の雰囲気をかもし出して、気に食わない質問者を脅しているように見えるのは私だけだろうか。

 さらに席に座っているときに、背中を背もたれに全部預けてふんぞり返っている。あの態度は一体何だ!、といつも思う。

 麻生大臣一人だけがこのような態度をしていてとても目立つのである。


 作家の椎名誠は作家になる前にある流通業界紙の編集長をしていたころ、インタビューで有名な実業家を訪れたときの様子をこう綴っている。

 その文章は細かな部分まで覚えていないが、大体以下のような表現だった。


 「会長室のドアを開けると広い応接間にその実業家は柔らかな皮のソファーにめり込んだように座っていた。

 彼の尻はすでに収まるべき定位置にはなく、ソファーのふちから飛び出ていた。

 そして本来は尻を置くべき場所に彼の背中の大部分があった」


 この実業家は後に刑事事件で裁判にかけられた。

 そして椎名誠はこのような座り方を本の中で「背座り」と表現していた。

 
 資産があるから? 地位があるから? それとも血筋がいいから?

 数(資産か?議員か?子分か?)をバックにして、横柄な態度で思想信条が異なる者、意見の合わない者を威嚇する。

 まるでどこかの国の大統領とそっくりではないか。

 最近は同じことを模倣して、自分も偉くなったつもりでいる人間もいるが。

 このような人が今でも日本の政権の中枢に居る事が信じられない。