内閣改造後の支持率は?
内閣改造後の支持率について、各メディアは次のように伝えている。
(8月7日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より抜粋)
(8月7日 MBSテレビ「JNNニュース」より)
このほかに
内閣支持率(前回との増減) 調査日
朝日新聞 35% (+2ポイント) 8月5~6日
こういう世論調査は、各社の思い入れがあるので結果をそのまま無条件に受け入れることは避けたい。
しかも調査期間や調査方法によって調査結果に各社の違いが出てくるのだろう。しかし、支持率が40%を切る、あるいは40%をわずかに超えた程度では決して安定した内閣とは言えないだろう。
(8月7日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より抜粋)
こうしてあらためてみると、今回は支持率の上昇幅こそ大きかったが、安倍政権が今まで行った内閣改造後の支持率としては最低なのである。そして注目すべきは、いずれのメディアでも不支持率が支持率を上回っていることである。
今回の内閣改造で安倍首相は次の二人の起用によって支持率upを狙ったのかもしれない。
(8月7日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より抜粋)
それは・・・
(8月7日 MBSテレビ「JNNニュース」より)
閣内では異端児と称される河野氏と、再び総裁選立候補を狙う野田氏の両者を安倍首相があえて大臣に起用したのも、お友達内閣の印象を払拭したい狙いもあるのだろう。
しかしここへ来て河野氏や野田氏と並ぶ新たな人物が浮上した。
それは沖縄北方担当相に就いた江崎鉄磨氏である。
一度は大臣を固辞したが二階氏に激怒されて受諾した。
その江崎沖縄北方相が地元の記者会見で「役所の答弁書を朗読する」と答えたが、周囲の顔色も気にせず、自由奔放に発言する江崎氏の今後の言動によっては、ひょっとすると安倍内閣を揺さぶる台風の目になるかもしれない、とひそかに思うのである。