改ざん前の文書に安倍昭恵首相夫人の名前!

 森友学園を巡る国有地売却問題で財務省の改ざん前の決裁文書から、複数の政治家の名とともに安倍昭恵首相夫人の名も削除されていた、ということを今日のTVが伝えている。

イメージ 1
2018年3月12日 MBSテレビ「ひるおび」より

 もしこれが事実だとすれば、なぜ改ざんされたかという目的は明らかである。

 たとえそこに安倍首相の明確な指示がなかったとしても、絶大な権力を持って無言の圧力を官僚に示すことは容易である。

 そのことを柔和なニュアンスのある「忖度」という言葉で置き換えたいのであればそれはそれでも良い。

 しかしそのことは言い換えれば、権力を振り回されて官邸の「アメと鞭」の脅しに屈されなければならなかった官僚たちが唯一逃げることのできる方法だったのであろう。


 近畿財務局の職員は自分の主義を貫き通すためには「死」を選ぶほかなかった。

 このような環境の下でも官僚たちはこれからも仕事を続けたいのだろうか。

 そうではあるまい。

 森友問題が国会で取り上げられたとき、安倍首相は「もし私や妻がすこしでも関わっていたら政治家を辞める」と豪語した。


 民主国家としての日本をまともなものに戻すために、麻生財務大臣や佐川前理財局長や改ざんに関わった者たちを処分するだけで済む問題ではないことは誰にでもわかることである。