びっくりした!「新」政府専用機の記事

 昨日(8月17日)の新聞(夕刊)の見出しを見て一瞬びっくりした。

 そこには「新政府専用機千歳でお目見え」とあったからだ。

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 2018年8月17日付 読売新聞夕刊

 落ち着いて読めば、来年度から運用を始める新しい政府専用機航空自衛隊千歳基地に到着した、というだけの記事だったのだが、見出しの「新政府」という文字で「えっ、新しい政府!?」という意味に勘違いしてしまったのだ。

 新たな任期という意味で「新」を使うこともあるだろうが、「新政府」という言葉は今までと異なる政権のイメージと受けてしまう。

 もちろん文法的には間違いはないのだろうが、学が浅い者には感覚的に受けることが優先されて、知識が及ばない。

 この新聞だけでなく、他のメディアも「新政府専用機」とか「次期政府専用機」という言葉を使っているが、文中記事はしっかりと「新しい政府専用機」と書いている。

 「新」とか「次期」というこれらの言葉は次にくる言葉、つまり「政府」に直接かかってくるのでは、と思うがどうだろう。

 新聞などの見出しは読者が興味を引くような表現が求められるが、スペースの関係もあるので文字数も制限されよう。

 そうなると「新しい」という言葉よりも「新」だけの文字一つで済ませるのはわかる。

 しかし私のような慌て者が見出しの文字だけで誤解してしまうことはないのだろうか。

 本文を読まずに見出しだけでスルーしたとしたら、誤った情報をもったまま、以降の余生を過ごすかもしれない。

 いや、今までもそういうことはたくさんあったかもしれない。

 考えてみれば、こわい、こわい。

 まぁ、これも来月に自民党総裁選があるということが頭の片隅にあって、一瞬だったとはいえ、それがとんでもない勘違いの原因だとわかったその日は、見出しだけでなく本文の記事にも全部目を通したのはいうまでもない。