候補者討論から逃げるな安倍首相!

 安倍首相は26日、鹿児島の桜島をバックにして自民党総裁選に出馬する意向を正式に表明した。

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2018年8月27日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より

 その中で、「日本は大きな歴史の転換点を迎えるが平成の、その先の時代に向けて、新たな国造りを進める先頭に立つ決意だ」と述べたが、背景に桜島を入れて語る安倍首相は、どうすれば演出を高めることができるかに腐心した、相変わらずの表明だった。

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2018年8月27日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より


 これに対して石破氏は、あちこち行ってする演説などよりも候補者同士が討論する方法を求めているが、安倍首相はこの提案から逃げ回って、今度は鹿児島まで逃げてしまったとしか思えない。

 もし私が自民党員ならば候補者の公開討論が総裁を選択する重要指針になろう。

 しかし、自民党員でなくとも総裁イコール総理大臣の現行法の下であるかぎり、国民としても候補者同士の議論は民主主義の根幹であることから避けられぬものである。

 安倍首相は、モリカケ問題で逃げ回ったことと同様に公開討論から逃げ回るようでは、口にすることは立派であるけれど中身のない上っ面だけの決意だと思わざるをえない。