これが日本の国会が三流以下だと言われる所以

 
 「戦争」発言をした丸山穂高衆院議員の辞職勧告決議案の国会提出が難航しているという。

 なぜなら、このことが先例となって自分たちにブーメランとなって返ってくるのを恐れているという、あきれかえってしまう理由を与野党ともあげているからである。

 これが日本は先進国と自負する今の国会議員の考えることなのだ。

 今の日本の国会に自浄能力なんてまるっきりない。

 もちろん国会で丸山議員の辞職勧告案が決議されても法的拘束力はない。

 しかし日本の国会はいまだ「正常だ」との姿勢を内外に示すことはできる。

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 丸山議員は、自分の「戦争」発言を棚に置き、国会における自身の辞職勧告の動きに対抗して「ほかの議員の不祥事を世に問いかける」と報復をちらつかせている。

 まるで開き直りである。

 このような人物がよくぞ国会議員になったものである。

 国会議員一人に対して年間およそ1億円ものコストがかかっている(https://asean-info.net/jijilog/17041301-salary-of-diet-member/)という。

 日本国民として少なからず納税を果たしている者として空しさを覚える。

 こういう状況では、日本の国会は行きつくところまでいかないとまともな
方向に進まないのではないか、と嘆かわしくなってくる。