意地汚い選挙妨害、ならば徹底的に・・・

 
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立憲民主党」の枝野幸男代表の所属政党を「民主党」と何度も言い間違えたという安倍首相は9日、「一種の選挙妨害だ」と枝野氏から批判されたことに対して「毎回(党名が)変わると間違えてしまう。そんなに怒るんだったら、何年も同じ党名で頑張ってもらいたい」と述べた。

 枝野氏が言うように、何らかの意図をもって安倍首相がわざと言い間違えたのは明らかであろう。

 こういう小細工で今度の参院選で有利に立とうとする安倍首相の器の小ささをあらためて痛感する。

 他党のことをあからさまに悪く言うのはトランプ大統領だけかと思っていたら日本にもいたんだ。

 安倍首相の度重なる言い間違いを、枝野氏が「選挙妨害」と言うのは当然だろうが、それを指摘して「はい、そうでした。すみません」と謝る相手ではなかろう。

 どうせなら、枝野氏も同じような手を使うべきだ。

 目には目、歯には歯だ。
 ここまでしないと相手(安倍首相)には伝わらない。

 今まで国会議員の辞任に値するような振る舞いをした者がたくさんいる今の自民党は「辞任党」という名が一番ふさわしいと私は思っている。

 だから「自民党」を「辞任党」と置き換えて溜飲を下げている。

 枝野さんも、「自民党」を指すときは「辞任党」と思って言ったらどうですか?

 その際は、少々方言などのなまりを含んで言う。「自民党」と言っているのか「辞任党」と言っているのかわからないあいまいさで。

 苦情を受けたらこう答えたらいい。

 私はなまりが強いので「自民党」が「辞任党」に聞こえたかもしれませんね・・・と。

 安倍首相が「民主党の・・・」と意識して何度も言っているのは明らかであり、何度でも言うがこれは明白な選挙妨害である。

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 21日の参議院での比例代表選挙は、政党名でも候補者名でも、あるいは両方を併記(例えば〇〇党、〇〇〇〇 あるいは〇〇〇〇の〇〇党など)して投票する。この場合、〇〇党に所属しない立候補者名であったりした場合は無効となる。

 そして存在しない政党名(例えばかっての「民主党」)や、存在しない政党名(例えば民主党)と立候補者名が併記されたものはたとえ立候補者名が間違いでなくても無効となる。
 
 こういうことを踏まえて安倍首相はあえて過去の政党名である「民主党」という名を口にしたのであろう。

 もし比例代表選挙の投票で過去の政党名である「民主党」と記入した場合、たとえ立候補者名が正しかったとしてもそれは無効票となるのである。

 安倍首相はこういうことを目論んでわざと間違えた。
 なんと意地汚い手法をとるのであろうか。

 安倍首相が同様の間違いを繰り返すのであれば、それは明白な選挙妨害であり、そのような者が一国の総理大臣に相応しいのかどうかというあらたな問題が浮上してくるだろう。