「平成の歌姫」安室奈美恵のラストライブは平穏だった!?
安室奈美恵のラストライブが終わった。
実はこのラストライブが催される数日前から、沖縄では次のような怪情報が飛び交っていた。
しかし、真偽のほどははっきりしない。
会場付近で入場を待ちわびる安室ファン
(2018年9月15日 ABCテレビ「Jチャン」より)
13日に沖縄県知事選が告示され、実質安倍政権が推す佐喜真淳氏と、故翁長氏の流れを酌む「オール沖縄」が支持する玉城デニー氏の一騎打ちとなるもので、ここで安倍政権が懸念していたのが安室奈美恵のこのラストステージだった。
というのも、翁長知事が急逝した時に安室奈美恵がブログに載せた追悼文はまさに翁長知事の遺志を酌んだものであったからだ。
たとえ「翁長氏」の名を口にしなくても、「沖縄の事を考え」だとか「沖縄のため」などと発言すれば、それは沖縄県民に故翁長氏を連想させることにもなろう。
入場できなかったファン(およそ1万人)が会場周辺で
安室奈美恵の歌が聞こえないか耳をそばだてる
もしこれが事実であるならば、このような行為が法的・道徳的に正しいことかどうか、別に議論されなければならない。
幸か不幸か、ラストライブのステージで安室奈美恵が「翁長氏」の名や「沖縄の事を考える」とか「沖縄のため」などの言葉を口にすることはなかった。
自信はないが「沖縄」という言葉さえも発しなかったような気がする。
安室奈美恵が最後に口にしたのは「今日、この会場に来てくださった皆さん、本当に、本当に、ありがとうございました」である。
「平成の歌姫」と言われた安室奈美恵が、日本や各国のファンどころか政治家からも注目されて表舞台から去っていったことは、多くの安室ファンやミュージシャンらの記憶に長く刻まれることだろう。