こういう税金の私物化をする安倍政権は日本を滅ぼす

 毎年4月に首相主催で開かれる「桜を見る会」について、これは税金の私物化ではないかと野党が批判している。

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                  桜は綺麗だけれど・・・

  (2019年11月12日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より、以下の写真はすべて)

 先週の8日の参院予算委員会共産党の田村智子氏は、安倍首相主催の「桜を見る会」はそれに名を借りた税金の私的流用ではないかと批判した。

 

 このことについて、12日のABCテレビ「羽鳥モーニングショー」ではその詳細を取り上げていた。

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 それによれば、「桜を見る会」は1952年から始まって今年で64回目。

 そして今年は1万8000人以上が招待されたという。

 

 2014年の「桜を見る会」での予算額は1700万円であったが実際に要した費用は3005万円。


 さらに2019年の予算は同じ1700万であったが支出は5520万円と2倍近くに増えている。

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                 来年の要求額は今年の約3倍!!

 そして来年(2020年)は5730万円と従来の3倍の予算を要求しているのである。

 

 このことについて内閣府はテロ対策とか、幅広く招待した結果と言っているが、増えた経費の内訳をみると飲食物と案内状である。

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              テロ対策・混雑緩和、これが経費の増えた理由?

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                  増えているのは飲食物と郵便代

 この「桜を見る会」の主催は総理大臣で「各界において功績功労のあった方々を招いて日頃の苦労を慰労する」内閣の公式行事だという。

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                  「等」とはだれを含むのか

 そして対象者をみるとその中に「その他各界の代表者等」とある。

 

 8日の参院予算委員会で、田村氏が「この『等』とは何を指すのか」と問うと、「幅広く招待するという意味」だと内閣府は答えたが、「安倍首相の後援会関係者が850人も招待されているのは税金の私物化ではないか」と田村氏は質している。

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 また、同番組では安倍首相の地元である下関市選出の自民党友田 有県議が、2014年に催された「桜を見る会」に後援会女性部7名の会員と出席した時のブログを紹介している。このブログは現在削除されている。

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              山口県議のブログ、現在は削除されている

 「桜を見る会」についてこの事務所に同番組が取材をしようとしたが応じていないという。

 

 どういう理由で「桜を見る会」に招待されたか、その理由などを述べることは個人情報なので回答を控える、と安倍首相は言うが、天皇皇后両陛下主催の「園遊会」は30年間名簿を保管し、すべてオープンにしているのである。

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 その後の情報によると、桜を見る会」の招待者の名簿は開催後速やかに廃棄しており、取りまとめの経緯などを調査することは困難、と内閣府の官房長は語ったという。

  驚くべきことである。

  今年4月に催されたばかりの「桜を見る会」の出席者名簿がすでに破棄されているというのである。

 

 来年の招待者を選ぶ時、過去にどのような招待者がいたかを確認しないのだろうか。

 

 安倍政権になって、今までの「桜を見る会」と安倍首相の「後援会」のつながりがどれほど密接なものであったか、次の表を見れば一目瞭然であろう。

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        2013年以降、「桜を見る会」では後援会の前夜祭が行われた

 招待者の招待理由などを個人情報などと言って明らかにしない安倍首相主催の「桜を見る会」。

 

 これを税金の私物化と言わずして何と言えよう。