恥も外聞もない安倍首相の言い逃れ

 安倍首相主催の「桜を見る会」前夜祭で、参加者の費用が5000円というのは安すぎるという批判に対し、安倍首相は「参加者の大多数が宿泊者という事情などを総合的に勘案してホテル側が設定した」と釈明していた。

 

 しかし、それを証明するものは今現在何もない。

 

 その後の情報によれば、2015年のときに安倍首相事務所で配布された文書では、会場と宿泊先のホテルが異なることがわかった、という
https://www.kanaloco.jp/article/entry-209807.html)。

 

 安倍首相は「大多数が(宴会を開いた同じホテルの)宿泊者」と言うが、前夜祭に参加した人のうち、同じホテルに泊まった者が何人で、そのほかのホテルに宿泊した者が何人なのか、この比率をはっきりさせなければ「総合的に勘案してホテル側が設定した」という言い分は通らない。

 

 一歩譲って、宴会を開いたホテル側が宿泊料と勘案して宿泊者の宴会費5000円で承諾したとしよう。

 

 その場合、何人の宿泊者がいれば宴会費が5000円になるのか、そのところをホテル側に聞いてみたいものだ。

 

 さらに、安くても1万円以上もする宴会費を他のホテルに宿泊した人までも一律

5000円の会費で済ませることができるのはなぜか。

 「宿泊料を勘案する」ということはできないのではないか。

 

 「桜を見る会」疑惑で、ここかしこ矛盾だらけの安倍首相の説明は、あの森友・加計学園問題で逃げまくった様子とまったく同じものに見えてくる。

 

 今から3年半前、当時の民主党岡田代表は、安倍政権を「恥も外聞もない政権」と言い切った。

 

 これは安倍首相の野党批判に対して返した言葉であるが、今でも見え見えのウソをつきまくる安倍首相に対して、同じ言葉を投げつけたい。

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         山崎 拓 元自民党副総裁の言葉を借りれば・・

          (2019年11月16日 MBSテレビ「報道特集」より)

            恥も外聞もない安倍政権!