ようやく大人の対応をし始めたか

 イランがイラクの米軍基地に報復攻撃を行ったことに対し、8日にトランプ大統領が国民に向かって演説を行ったが、なんとなく今までとトーンが違った。

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   イランの報復攻撃に関し、8日に国民に向かって演説したトランプ大統領

         (2020年1月9日 MBSテレビ「ひるおび」より)

 そういえばイランの報復攻撃の報を受けたトランプ大統領ツイッターに「すべて順調だ」「今のところ順調」などという言葉を載せ、何か事前の台本通りに事態が動いているような感じがしたのである。

 

 イランは今回の報復攻撃をイラクに事前通告していた、という情報もある。

 

 イラクにこの情報が伝わればアメリカがそれを把握するのは容易なことで、ミサイルが飛んでくる前にイラク駐留のアメリカ兵がミサイル攻撃に対応していたことは十分考えられる。

 そしてまた、イランは人的損害が出ないような箇所にあえてミサイルを撃ち込んだともいう。

 そうであればアメリカ兵に損害が無かったのは当然であろう。

 

 さらに、イラン政府はミサイル攻撃直後にトランプ政権に自制を求める書簡を送っていたということも分かった。

 

 今のところ、米とイランはこれ以上深刻な事態に陥らないようお互いに自重しあっているように見える。


 
 ここへきて、トランプ大統領もようやく大人の対応をし始めたというわけか。

 

 しかし、このような事態を招いたのは何がきっかけだったのか、それを見逃してはなるまい。