IRを巡る収賄容疑で秋元議員を逮捕
東京地検特捜部は25日、自民党の秋元 司衆院議員をカジノを含む統合型リゾート(IR)をめぐる収賄容疑で逮捕した。
(2019年12月25日 TBSテレビ「ひるおび」より)
秋元容疑者は逮捕されるまで、中国の企業からの利益供与の疑いに対し「まったく関与していない」「便宜を図ったことはない」などと弁明していた。
逮捕された秋元 司衆院議員
(2019年12月25日 TBSテレビ「ひるおび」より)
現職国会議員の逮捕は1976年の有名なロッキード事件があるが、この時は田中角栄元首相が外為法違反で逮捕されている。
ロッキード事件では何億という大金が動いた
(2019年12月25日 TBSテレビ「ひるおび」より)
この時はロッキード社から大手商社を通じて田中元首相側に5億円という大金が流れている。
今回の件は、数百万円の外為法違反だけで東京地検特捜部がこんなに素早く動くはずがないということを考えれば、その裏にはもっと多くの疑惑が絡んでいることも推測される。
それは秋元容疑者にとどまるだけでなく、もっと政権の中枢に関わるものになるかもしれない。
政府関係者の中には、秋元 議員が逮捕されれば「政権へのダメージは避けられない」と言う者もいたという。
今後の捜査にもよるが、東京地検特捜部はとっくにそれらのことを把握していることだろう。
過日のMBSテレビで同局の三澤 肇解説委員が「本当に外為法違反だけか?」と疑問を投げかけたが、今それが現職国会議員の汚職事件へ発展しようとしている。