誰が真実を語っているか~閉会中審査

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どちらが本当のことを言っているか!

 昨日の衆・参議院閉会中審査では主として加計学園疑惑のことが取り上げられたようだが、森友学園問題で国有地が安く払い下げられた件で新しい情報も出てきた。


森友学園問題の新たな情報

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(7月11日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」から)

 それは衆院閉会中審査で、値引き8億円の根拠として挙げられていた2万トンの廃棄物が、実は約200トンだったという業者から豊中市に提出された資料を野党の議員が公開したことである。

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これが事実なら、8億もの値引きは驚き!
(7月11日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」から 抜粋)

 もし廃棄物が100分の1の200トンであることが事実だとしたら、今まで財務省が言っていた8億の値引きの根拠は根底から崩れることになる。

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(7月11日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」から、抜粋)

 これについて財務省の富山理財局次長は「その資料は豊中市に出されているものだから財務省としては確認していない」と答弁した。

 「だったら早く確認しろよ!」と言いたくなる。


山本大臣のあの答弁は実に4分以上だった!

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山本担当大臣の資料を読みながらの答弁は4分以上!
これが丁寧な説明だというが、誰が理解できただろうか
(7月11日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」から 抜粋)

 森友学園問題といい、加計学園疑惑といい、国会における政府側の答弁は一事が万事、こんなものである。


参院のインターネット中継の画質は最低

 午後からの参院閉会中審査の状況も似たり寄ったりのものであった。

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これが参院閉会中審査の議場の映像
参院インターネット中継より)

 相変わらず、参院インターネット中継の画像は非常に悪く、いくらアクセスが集中しているからといって、こんな劣悪な画像をわざわざ見る人がいるのだろうか。インターネット中継の意味が無い。

 今の科学技術を駆使すれば簡単に解決できそうだと思うがどうだろう。

 こんな画像を見ていても仕方がないので音声だけを聴く事にした。

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加計学園疑惑、今回のことで行政が正されたという発言も

 参院での閉会中審査では加戸守行前愛媛県知事の「ゆがめられていた行政が正された」という発言が奇異に聞こえた。

 与党側が参考人として出席を要請したのであろう加戸氏の発言は政府にとって都合のよいものであったかもしれないが、加計学園の獣医学設置に安倍首相が関与したかの疑惑解明に寄与するものとは到底思われなかった。

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官房長官の「恋々」発言について

 菅官房長官前川喜平事務次官について「地位に恋々としている」と発言したことに野党からそれは事実かと質問したのに対し、菅官房長官は「(それまでの情報を聞いて)そう思った」と言い、前川前次官は「事実に反する」と主張した。

 しかし官房長官のこのような「恋々」発言は加計学園疑惑とはなんら関係のないことである。

 菅官房長官の発言の意図は、まさしくあの読売新聞の「出会い系バー」の報道と同じ個人攻撃で、事実かどうかの問題ではなく、加計疑惑とはなんら関係の無い、前川氏の人格そのものを貶める以外の何物でもない、ということを野党は攻めてほしかった。

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安倍首相が隠しておきたい不都合な真実

 いずれにしろ、閉会中審査で安倍首相が欠席したことをはじめ、いわゆるキーパーソンといわれる和泉洋人首相補佐官らを与党側が出席させなかったことは、安倍政権にとって絶対に隠しておきたい不都合な真実があることを示している。