地位に恋々としがみつくのはなぜ?

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 昨年2月25日の記者会見で、菅義偉官房長官は「総理の意向」と記載された文書を本物と認めた前川喜平前文部科学事務次官を強く非難し、「地位に恋々としがみついていた」と指摘した。

 その時私は、官房長官が特定の個人を非難するという異例の発言に驚いたものであった。

 今、森友・加計問題において安倍首相が関与しているという疑惑がますます高まってきている。

 国有地の8億円値引きの不透明な根拠しかり、公文書改ざんしかり、加計学園の「首相案件」文書しかり。

 今、行政どころか日本の民主主義の根幹を意識してかどうか安倍首相はそれを崩そうとしている。

 今や四面楚歌とまでは言わないが、国会で批判されている安倍首相が意固地に総理大臣の地位にしがみつくのはなぜか。


 もしこのまま安倍政権が続くようであれば、それはあなた自身ではなく、あなたの子供か、あるいは孫が体験することになるであろう。

 私たちがその時になって、あの時にどうにかしておけばよかった、と後悔しても遅いのである。


 菅官房長官が「地位に恋々としがみつく」と非難した言葉にふさわしい者が誰であるか、今こそ容易にわかるだろう。