改憲の国民投票で早くも予防線を張った安倍首相

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 安倍首相は31日、「憲法改正国民投票について、その結果は政局とは別だ」との考えを示したことが、今朝の新聞の一面に載っていた。

 安倍首相は憲法9条の改正をこの秋の臨時国会に示すとしているが、憲法
9条の拙速な改正は必ずしも多くの国民の賛同を得ていないことを察したのか、国民投票の結果が政権交代とならぬよう、上記のような発言で予防線を張ったものとみられる。

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 記事は「読売新聞のインタビューで」とあるから、今朝報じたのはこの一社だけかもしれない。

 この記事を載せることにより、安倍首相は「国民投票は政権投票ではない」とそれとなく世間に公言した形にしたかったのかもしれない。

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 「それで一体何を言いたいのか」と突っ込まれそうだが、あえて言うならば、憲法9条の改正を何よりも最優先で唱えている安倍首相が、国民投票改憲を否決される結果になったならば、それ相応の責任を言葉でなく、明確な形(たとえば内閣総辞職など)を取るべきであろうと思うのである。

 さらに付け加えれば、安倍首相は自身の保身のためにはその動物的な感覚でいち早く予防線を張るのに長けている人だなぁ~、ということも併せて伝えたかったのである。