真面目に答弁しない安倍首相は恥を知れ!
参院予算委員会質疑を観ていたが、安倍首相の答弁は国民に対して誠実に答えていないのは相変わらずである。
閣僚や官僚の答弁も然りである。
わかっていて答弁しないのか、それとも質問の意味がわからないのか。
国会でそういうふうにのらりくらりと答弁するのが政治家や官僚として有能とみなされるのか。
日本の国会の恥ずべき風潮である。
日本の国会も堕ちたものだ。冗談でなく、国会中継を観るたびにいつも思う。
森友問題では「再調査しない」というお二方
(2020年3月23日 参院予算委員会インターネット審議中継より)
新型ウイルス感染拡大における政府援助に関する質疑
野党の委員から、今回の新型コロナウイルス感染拡大によって甚大な被害を受けた国民への政府援助について、その手続きにいまだに不明な点が多すぎるという質問があった。
そのひとつは、新型コロナウイルスの感染拡大によって大きな被害を受けた人たちへの政府援助の仕組みが相変わらず曖昧で、政府は金銭的援助という大きなアドバルーンを掲げるものの具体的な手続きが周知されていない。
請求者がいざ請求しようとすると、種々の条件が待ち構えており、さらにややこしい手続きなどがここでも待ち構えており大半が振り落とされてしまう。
このような手法は安倍政権に特有なものである。
つまり、門は広げているが吟味が厳しい、というあの箱根の関所みたいなものを設けているのである。
今回も同じ手法で、結局は本当に必要なところへ援助の手が届かなくなる恐れがある。
国会における安倍首相の答弁にはいつものように下に掲げるような言葉が何度も出てくる。
これは誰かの指示による受け売りが身についてしまって、前後の発言も無視して使うためにほかの者には何を言っているのかわからなくなってしまう。
今日の安倍首相の発言も、ほんの数語で済む内容を恰好いい言葉で飾ろうとするために何を言っているのか、意味不明なものになってしまうのである。
このようなときには答弁の真意に十分注意することが大事であろう。
安倍首相が答弁でしばしば使う言葉
(言葉) (出てくる頻度)
まさに・・・ 90%
いわば… 60%
いずれにしても・・・ 70%
差し控えたい・・・ 40%
・・という批判はあたらない・・・ 30%
それは全くの間違いでありまして・・・ 20%
国会でこういう言葉が安倍首相の口から何時そして何度出てくるのか、それをカウントするのも楽しい(?)だろう。
森友問題について
遺族から公開された遺書など
(2020年3月19日 MBS「ミント」より
この日の質疑で森友問題で野党の委員は、自殺した近畿財務局の職員・赤木俊夫さんの遺書に関した質疑を行い、安倍首相や麻生大臣は未だに「それは事実でない」と開き直るような答弁をしていた。
赤木さんの妻はついに提訴した
(赤木俊夫さんの遺書の内容)
森友問題
佐川理財局長(パワハラ官僚)
の強硬な国会対応がこれほど
社会問題を招き、
それに指示No.を誰れもいわない
理財局の体質はコンプライアンス
など全くない
(2020年3月19日 MBS「ミント」より)
あくまでも「新事実はない」として再調査を拒む安倍首相らの答弁は赤木俊夫さんの遺志を愚弄するものであろう。
(赤木俊夫さんが死の直前に書いた遺書の内容)
〇〇〇へ
これまで
本当にありがとう
ゴメンなさい 恐いよ、
心身ともに滅いりました、
お母さんへ ゴメンなさい
大好きな お母さん、
(2020年3月19日 MBS「ミント」より)
赤木俊夫さんの遺書には「すべて佐川局長の指示です」と書かれているが、もし事実でないならば、なぜ佐川氏は黙っているのか。
近畿財務局の職員・赤木俊夫さんの遺書には・・・
(2020年3月20日 ABCテレビ「Nキャスト」より)
この赤木さんの遺書について、午後も野党から同じような質疑が続いたが、安倍首相や閣僚の答弁は聞いていても野党の質問にまともに応えず、国会どころか赤木さんの遺志をも愚弄しているように思える。
すべての自民党員に言いたい。
よくぞこのような人を総裁に選んだものだ、恥を知れ!と。
もし私が赤木俊夫さんの立場であったならば、私はどうしたであろうか。
それを思うと憤りと、むなしさで涙腺が緩む。
あらためて、赤木俊夫さんのご冥福をお祈りしたい。