アベノマスクが経費466億円! なぜこれを根本的なマスク不足解消に役立てないのか!
あの「アベノマスク」の経費が総額で466億円にも上ることがわかった。
(2020年4月10日 MBS テレビ 「ひるおび」より)
安倍首相が各世帯に2枚ずつ配布すると表明した時、その費用はおよそ200億円といわれていたが、実際はその倍以上の466億円にもなるのである。
このような情勢の下で、各家庭にわずか2枚のマスクが届けられても根本的なマスク不足解消にはならないだろう。
私は思う。
今、緊急に1枚や2枚のマスクを必要としない世帯に、もし政府からのマスク(アベノマスク)が届いたならば、それを町会や自治会などで集めて、本当に困っている医療機関や施設にまとめて配布するという運動を提案したい。
たとえ2枚のマスクでも多くの世帯に届いたものを集めれば、そこそこの数になるだろう。
そして、集めたそれらのマスクを本当に必要としている施設で使ってもらうことこそ、このような情勢の下では一番大事なことではないだろうか。
政府ができないならば、私たちがやろうではないか。
医療崩壊が起きそうだといわれる今、たとえマスクであっても、それをどのような形で、どのくらいの枚数を、どこに配布するのが一番必要な事か、それを考えることが今の政府に求められているのに、まるで「お腹空いてるの?それならアメちゃん、ひとつどう?」と言って国民の歓心を得ようとする、政府のその根性が醜い。
そこそこのお金を使ってまでして空腹の国民に食べ物を直接与えることよりも、食材となる野草の見分け方を教え、鍋を与え、火の起こし方を伝えるというようなこと、それがこの新コロナウイルス感染拡大という、今まで経験したことのない未曽有の災禍になるかもしれない時においてこそ、政府に一番求められることではないのか。