麻生副総理!あなたの記者に対する逆質問は見苦しい

 安倍首相が17日に都内の大学病院で7時間もの間診察を受けたことについて、麻生太郎副総理が報道陣の質問に「あなたも147日間休まず働いてみたことありますか?」と発言した。

 

 これまでも麻生副総理は記者団から微妙な質問を受けると、質問した記者に対して同じようなことを問い返すことがしばしばある。
 そして記者が返答できないと、麻生副総理は得意げな表情を浮かべ、その質問からうまく逃げていた。

 

 同じような経歴や経験がないと一切の質問ができないというのは一種の言論封殺である。

 

 一方は政治家それも閣僚、対して質問する側は報道機関で働く一労働者である。
 労働者には労働基準法などがあって、休みなしの140時間の労働などできるわけがない。

 

 それを麻生副総理は、安倍首相と一般労働者を一緒くたにして単純比較し、記者に「わからんだろう」と言うこと自体が異常である。

 

 首相は自分の意思で仕事量を増減する裁量ができ、いつどんな仕事をどうしようか自由であるという(https://news.yahoo.co.jp/byline/fujitatakanori/20200818-00193965/)。

 

 問題は安倍首相が休みなしで147時間働いたという中身であろう。

 

 国民の代弁ともみなされている記者団の問いに閣僚が逆質問するという態度は見苦しいものである。