今回も「厳重注意」と「都議連副会長辞任」だけ?

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(よみうりTV 5月23日 より)

 自民党大西英男衆院議員がまたもや問題発言。

 メディアは「失言」と言っているが、ここまでくればそんな生易しい言葉で済まされることではない。

 問題発言後、大西議員は謝罪や弁解を重ねているが発言は撤回しないという。

 この人には国会議員としての自覚は全くないのではないか。

 地元の名士だとか、長年のしがらみだとか、資産持ちだとか、そんな冥土の土産にもならない理由で国会議員を選ぶのは間違っている。

 そのような人物を国会議員に選んだことが間違いであった、と地元の有権者はそろそろ気付くべきである。


 さらに「がん患者は働かなければいい」というヤジを飛ばしたのがあの大西議員で、しかも受動喫煙対策を議論している自民党厚生労働部会の場ともなれば、ヤジを飛ばした人物の人間性をも疑ってしまう。

 さらに大西議員は「自分も50年以上タバコを吸っている。家族は健康で何も言わない」と発言するに至っては開いた口が塞がらない。

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よみうりテレビ 5月22日 より)

 このような人間に対して、受動喫煙について理解してもらおうとしてもムダである。
 本人かあるいは家族が同じような境遇に直面しない限り、理解できないのである。


 聞くところによれば、自民党には能力豊かな人材がたくさんいるというではないか。

 よりによってこのような人物が国会議員になり、しかも東京都連副会長も務めていたということに驚いてしまう。

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(よみうりTV 5月23日 より)

 自民党の下村幹事長代行は23日、大西議員の問題発言を受けて「厳重注意」したという。

 そして同日、大西議員は発言の責任をとって下村都連会長に辞表を提出し、東京都連副会長を辞任した。

 メディアは「事実上の更迭」と報道しているが、それは国会議員を辞めさせて初めて言えることだ。

 こんなごまかしのような対応で「自民党には自浄能力があります」と言われても困るのである。