政府側の発言にはファクトチェックが必要~閉会中審査
まさに着席しようとするトランプ大統領、このときに「ハロー」と挨拶を交わしたのか
(7月21日 TBSテレビ「JNNニュース」から)
ドイツで開催されたG20首脳会議に伴って開催された夕食会で、アメリカのトランプ大統領は隣に座った安倍首相夫人の昭恵氏について、「ハローも言えない」と7月19日のニューヨークタイムズのインタビューで発言したことに大きな波紋が起きている。
アメリカのメディアは「これは大統領のウソ(フェイク)ではないか」と、早速その検証にとりかかったという。
ニューヨークタイムズのインタビューで、トランプ氏は「彼女(昭恵夫人)は素晴らしい女性だが、英語を話さない。ハローも言えないくらいだ」と話した。
ニューヨークタイムズは、トランプ氏の発言内容が真実かどうか「ファクトチェック」を実施したらしい。その結果、トランプ氏の言うことはウソだと判定したという。
(7月21日 TBSテレビ「JNNニュース」から)
ただ昭恵夫人は過去において英語でスピーチしたことは何度かあるから「ハロー」ひとつ言えなかったというのは信じがたい。
アメリカでは大統領の発言さえ、すぐにメディアが「ファクトチェック」する時代になったようだ。
過去の大統領がいつもそうであるわけでなく、トランプ大統領に特有の癖がそうさせるようにみえる。
一方、森友問題や加計疑惑について国会における閣僚や役人たちの発言の真偽が問われるわが国ではどうか。
(7月21日 TBSテレビ「JNNニュース」から)
どちらかがウソをついている。そしてそれは単に思い違いなどではなくて確信犯であろう。
24,25日に予定されている閉会中審査で、政府や関係者が発言した内容が真実かどうか、ファクトチェックをしなければならない。
(7月21日 TBSテレビ「JNNニュース」から)
行政がゆがめられるようなウソがまかり通る日本にしてはならないということだ。
(7月11日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」から)
駄弁ではあるが、森友問題について今日まで昭恵夫人が公の場で一言もしゃべらなかった理由は、トランプ氏が言うような英会話力の問題ではないということを記しておく。