今年の漢字は?


 2018年12月12日、清水寺森清範貫主が揮毫した今年の漢字は・・・

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2018年12月12日 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」より

 これはひょっとすると

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2018年12月12日 MBSテレビ「ちちんぷいぷい」より
 やっぱり、自然災害や人災の「災」でした。

 決して好ましい漢字ではないけれど、今年ほど日本国民がこの「災」に痛めつけられたことはなかったと思う。

 これでもかと、次から次へとやってくる台風、そして大雨。

 いや、自然災害だけでなく人災もひどかった。

 政治家は国民に平気で嘘をつくし、役人は公文書を改ざんしても罪に問われない。

 歴史のある有名大企業がデータをごまかして消費者を欺く。

 自然災害は直後にその悲惨さを誰にでも目にすることが出来るが、人災の影響はすぐには現れない。

 人災の副作用は何年か、あるいは何十年かを経て現れる。

 人をあざむくということに少しも罪悪感を抱かない人間が平気で国や企業のトップに居座りつづける。

 日本はいつからこんな国になったのか。

 平成最後の今年の漢字が「災」の文字で締めくくられるというのも、何かを予感させるようでもある。