新元号は誰もが予想しなかった「令和(れいわ)」!

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元号を発表する菅官房長官
(2019年4月1日 ABCテレビ「ワイドスクランブル}より)
 
 新元号が発表された。

 それはランキング予想で候補にも挙げられなかった「令和(れいわ)」。

 出典は万葉集の梅花の唄、三十二首の序文から引用されたものだという。

 安倍首相は今までの元号について、なぜ中国の古典に頼らなければならないのか、日本古来のものがあるだろうと日頃不満をもらしていたという。

 ここにきて初めて純日本的な国書(万葉集)を基にして新元号が採用され、仮り決定したということで安倍首相は満足したのだろうか。

 菅官房長官の新元号の発表の後に引き続いて行われた安倍首相自らの新元号に関する談話は、意外なほどあっさりしたものであった。

 おそらくこれは安倍首相と菅官房長官の、新元号発表におけるそれぞれの関わりについての確執があったその結果に違いない。

 最終的に菅官房長官は新元号の発表のみで、安倍首相の談話を代読することは取りやめになり、安倍首相は自ら談話を発表することになった。

 首相自らが新元号に関して談話を発表したのは過去に例がないという。

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「平成」の時の小渕長官と竹下総理とのこともある
(2019年4月1日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 安倍首相の菅官房長官に対する気持ちは、先の「平成」元号を発表した小渕官房長官に対する竹下総理の嫉妬心にも似たものであったかもしれない。

 菅官房長官は安倍首相に忖度する形で折り合い、安倍首相に花を持たせた。

 このことは新聞でも触れていた。
 
 
 新しい元号「令和」は数時間前に知ったばかりでまだしっくりとこない。

 「平成」という元号が発表された時は割とすんなり受け入れることができたが、今回の「令和」という元号には明らかに異なるものを私は感じた。

 なぜなのか。
 
 この新元号に関りを持った政治家が思いだされるからであろうか。

 5月1日の改元の日になればその答えはわかるのだろうか。

 それとも、もう少し時間がかかるのだろうか。

 5月1日から望むと望まざるに関わらず、日常生活において必ずや目にしたり使ったりするであろう新元号「令和」

 恐らく5月以降の役所の書類の記入欄などには、M・T・S・Hに加えて新たに「R」が付くのであろう。