その汚れた手で五輪旗を受け取る気か

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                6月1日 TBS「ひるおび!」から  
 
  ははぁ~やっぱりなあ~と思った。
 
 舛添要一都知事が政治資金など種々の公私混同疑惑で非難の嵐にさらされても知事を辞めない強気の理由はそこにあったのかを今一度確信した6月1日であった。
 
 というのはこういうことである。
 
 6月1日のテレビ朝日「羽島慎一モーニングショー」で、8月21日に行われる「リオ
 五輪」の「フラッグ・ハンドオーバー・セレモニー(五輪旗の引き継ぎ式)」に舛添知事が参加する予定である、ということを報じていた。
 
 何が何でもこのセレモニーには出たい、それまではどんな事が起きようと知事を辞めるわけにはいかない、いまや舛添知事はこのことしか考えていないようにみえる。
 
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 そして今日から東京都議会が始まった。
 
 注目された舛添知事の所信表明では冒頭約4分間(正確には3分弱)、今回の公私混同疑惑について謝罪があっただけで目新しいことはなかった。
 
 しいて取り上げるとすれば、今後はファーストクラスやスイートルームを使わない、公用車は疑惑を招くことのないよう厳格にする、そして三者による調査の結果は15日までに結果を議会に報告するということである。
  
 15日といえば都議会の閉会日である。

 ことほどさように、こんな不誠実な態度の東京都知事がフラッグ・ハンドオーバー・セレモニーに出席したら世界中の人たちから嘲笑を受けるだろう。
 
 それでなくとも東京五輪のスタジアム設計やエンブレムの変更、それにコンサルタント料にまつわる疑惑で十分ミソが付いた東京五輪である。
 
 東京五輪開催日と都知事の任期を照らし合わせながら、もう少し生かさず殺さず傍観していようとしているかのような都議会の与党の動きを、今は注視したいものである。