国会の政府答弁はまるで「political kabuki」
国会中継を視聴しているが全然面白くない。
「面白くない」というと語弊があるが、野党と政府間で取り交わされる質疑応答を聞いていると、政府の答弁はまるで「political kabuki」つまり「芝居がかった政治」のようだからだ。
「英語圏のニュースで歌舞伎という言葉が使われている理由」(Luke氏)
という中の文章を借りれば、「political kabuki」の「kabuki」は「歌舞伎」の事で、外国人にとっての「歌舞伎」は「不思議な化粧をした俳優が舞台の上で叫んだりオーバーな動きをしている」という風に理解されている。
そのような理由から欧米では「芝居がかった政治」を「political kabuki」と評しているとLuke氏は言う。
昨日(18日)の参議院予算委員会集中審議および今日午前の衆議院厚生労働委員会の模様を視聴していたが、厚労省の不正データなどに関する政府側の答弁は建前や逃げばかりで、積極的に解明しようとする姿勢は全く見られない。
いったい誰のための、何をするための国会なのか。
劣化しつつある日本の国会。
まるで「political kabuki」=「芝居がかった政治」である。
今の国会を見ると日本でも今後この言葉が頻繁に使われそうな気がする。