暴言・暴行の豊田真由子議員は今の自民党の体質と同じ

イメージ 1
「このハゲー」と秘書に絶叫した自民党豊田真由子議員
(6月22日 MBSテレビ「Nスタ」より)

 自民党豊田真由子議員が政策秘書に対して、暴言を吐き、暴行をはたらいたことが昨日から盛んに報道されている。

 それは豊田議員が後部座席に座り、秘書が運転する車で移動している車の中で起きた。
 
 その暴言がどういうものであったか下に掲載する。
 
 暴言を吐いている間も秘書は拳で顔などを殴られ続けたという。
 
     イメージ 4
            運転している秘書の背後で、汚い言葉を浴びせ続け
その間も拳で頭や顔面を殴りつけたという 
 
イメージ 5
運転をしているので止めてほしい、と秘書がお願いしたが豊田議員は止めなかった 
 
      イメージ 6    
      イメージ 7
そして次に豊田議員は替え歌に載せて暴言を吐き続けた
 
       イメージ 8
                イメージ 9
           支持者に送った宛名が違っていたことの責任を、(秘書の)娘を故意に車にはねておきながら
そんなつもりはなかったという言い訳が通ずるか!と例えて、豊田議員は秘書を責め続けた
 
 まぁ、この例えも何か良くわからない例えである。
 東大卒の真の才女なら、もっと的確な例えを考えつきそうなものだが。

 イメージ 10
最後は、秘書の家族を含めてのえげつない暴言である
 
(以上、写真は6月22日 MBSテレビ「Nスタ」より)
 
 豊田議員はいわゆる2年生議員ということだが、議員生活2年目を迎え、周囲がぺこぺこ頭を下げて先生と呼ばれ、自分は何でもできる、不可能なことは何も無い、と天狗になったのだろう。
 
 
 これは現在の自民党の体質とそっくりである。

 今の自民党は「一強」という驕りに安穏とし、安倍政権は国家権力を使ってやりたい放題である。

 安倍政権になって、今までどれほどの閣僚たちや議員が暴言を吐き、不祥事などを起こしてきたか。

イメージ 2
この絶叫議員を誰が応援したか
(6月23日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 誤解を招く前に言っておくが、すべての自民党議員がそうだとは言わない。

 自民党議員の中にも、私たち国民の目線で政策を唱える議員が少数ながら居ることを言っておく。

 安倍首相はそういう人たちの意見も聞かず、煙たい人たちを遠ざけ、Yesマン(ウーマン)ばかりを周囲に集めて政治を行ってきた。
 
 その結果、森友学園問題や加計学園疑惑のようなことが起こるべくして起こった。


 安倍政権や自民党の幹部は口先では素晴らしいことを言っているが、それらの対象はすべて自分と利害関係が同じ有権者向けで、それ以外の人間には豊田議員と同じく、蔑んだ扱いをする。

イメージ 3
豊田議員はどういう罪に問われるか
(6月23日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 そのことは豊田議員の暴行・暴言を受けて、22日に自民党河村建夫・元官房長官が「あんな男の代議士なんかいっぱいいる。あんなもんじゃすまない」と発言したことからも明らかである。

 河村氏はその後発言を撤回したらしいが、今まで本音をうっかり口にして問題となるやいなや、すぐさま撤回した閣僚や自民党議員がどれほどいたか。

 それらの言い訳に多くの自民党議員は「誤解を招くような発言」と言うが、まるで聞いた我々が誤解したのが悪いような言い訳だ。

イメージ 11
元秘書は記者会見した理由をこう述べた
(6月23日 ABCテレビ「羽鳥モーニングショー」より)

 今の自民党議員の多くが腹の中では、一般国民を自分たちの僕であるかのように考えているだろう。

 美辞麗句で飾られた演説をする彼ら(彼女ら)の腹の中はとうに汚れきっている。
 
 党に迷惑をかけたくないということで豊田議員は自民党に離党届を提出したというが、そんな小手先のごまかしで国民を騙せると思ったら大間違いである。

 党を離党しても、本人も、自民党も失うものはそんなに大きく無い。

 離党ではなく、議員辞職が正しい選択であろう。

 しかし議員辞職自民党が勧告するようなことをするだろうか。

 自民党議員が不祥事を起こした場合、自民党の幹部の言うことは決まっている。
 それは「本人が決めることである」「いずれ本人から丁寧な説明があるだろう」。

 降って沸いたような今回の件も、自民党の質が今のような状態であれば今後もあちこちで生じる可能性は大きいだろう。
 
 折りしも東京都議選が本日、告示された。

 この10日間だけ有権者に顔を向けて、その後は振り向きもしない候補者は誰であるか。

 その後の国政選挙を占う、というよりも、今の自民党・与党がどのように評価されるか、の都議選でもある。