2019-01-01から1年間の記事一覧

トランプ大統領は伝統の相撲界を揺さぶった!?

今回のトランプ大統領の来日でアメリカのメディアは安倍首相の過度な 「おもてなし」を少々冷めた目で見ているようだ。 遊びで外交戦略において優位に立てるならこんなおいしい話はない (2019年5月26日 ABCテレビ「サンステ」より) 米紙ワシントン…

日本の伝統を曲げてまで「おもてなし」をすることはない

米国のトランプ大統領が25日~28日まで国賓として来日するが、安倍首相の度を越えた「おもてなし」は逆効果を招くのではないか。 26日にはゴルフを楽しみ、夕方には大相撲夏場所の千秋楽を観戦するという。 その際には大統領の警備は想像を超えたもの…

なぜ「池袋暴走」事故の加害者を容疑者と呼び始めたのか

東京・池袋で母子2人が死亡し、10人が負傷した暴走事故の加害者が18日、都内の病院を退院して警視庁から任意の事情調査を受けて建物を出る姿を見たが、その際のマスクとサングラス姿には驚いた。 2019年5月20日 ABCテレビ「羽鳥モーニングシ…

衆参ダブル選挙!?安倍首相のマッチポンプ手法

衆院解散にはちゃんとした大義が必要? 永田町に解散風が吹いているという。 最近の世論調査による内閣支持率の増加と野党の結束の乱れを考えれば、この時期に衆院を解散して衆参ダブル選挙を行った方が得策と安倍首相は考えているのだろう。 ただ衆院の解散…

これが日本の国会が三流以下だと言われる所以

「戦争」発言をした丸山穂高衆院議員の辞職勧告決議案の国会提出が難航しているという。 なぜなら、このことが先例となって自分たちにブーメランとなって返ってくるのを恐れているという、あきれかえってしまう理由を与野党ともあげているからである。 これ…

体制側に忖度しない人達

俳優の佐藤浩市が出演する映画「空母いぶき」で総理役のキャラクターについて佐藤は「彼はストレスに弱くて、すぐにお腹(なか)を下してしまうっていう設定にしてもらったんです」と述べたことが安倍応援団の人たち(特に咋家の百田尚樹氏)を怒らせたとい…

こんな国会議員は直ちに辞めさせろ

北方領土・国後ビザなし訪問団に参加していた日本維新の会の丸山穂高衆院議員が宿泊先の「友好の家」で訪問団長の大塚小弥氏に「(領土問題では)戦争しないとどうしようもなくないですか?」などと発言したという。 2019年5月14日 ABCテレビ「羽…

今こそこの建物を「忖度(そんたく)記念館」として残すべき

道路整備事業をめぐって「忖度(そんたく)します」と言った塚田一郎国土交通副大臣が5日、辞任した。 「忖度」と聞けば、あの森友問題・加計学園疑惑を思い出す。 たたき売りされた国有地跡に森友学園が建てたあの「瑞穂の國 記念小学院」は今でもそのまま…

新元号は誰もが予想しなかった「令和(れいわ)」!

新元号を発表する菅官房長官 (2019年4月1日 ABCテレビ「ワイドスクランブル}より) 新元号が発表された。 それはランキング予想で候補にも挙げられなかった「令和(れいわ)」。 出典は万葉集の梅花の唄、三十二首の序文から引用されたものだとい…

新元号公表に絡んでの安倍首相の小賢しい小細工

新元号発表に少しでも関わりたい権力者 政府は29日、新元号の公表を菅官房長官が4月1日午前11時半ごろにすると決めた。 併せて安倍首相が正午から会見をし、自ら談話を発表するという。 危惧はしていたが、やはり安倍首相は新元号に自分が深くかかわって、そ…

「月例文学」的表現の政府の景気下方修正?

3月20日、政府は3月の月例経済報告を公表し、全体の景気の判断を「穏やかに回復している」に「このところ輸出や生産の一部に弱さもみられる」という表現を冒頭に付け加えた。 2016年3月からの「穏やかに回復している」景気判断をようやくほんの少し下方修正…

国会の政府答弁はまるで「political kabuki」

国会中継を視聴しているが全然面白くない。 「面白くない」というと語弊があるが、野党と政府間で取り交わされる質疑応答を聞いていると、政府の答弁はまるで「political kabuki」つまり「芝居がかった政治」のようだからだ。 「英語圏のニュースで歌舞伎と…

10%消費増税は日本を破綻させる~景気後退はすでに始まっている

景気後退はすでに始まっている⁉ 内閣府は7日に1月の景気動向指数の速報値が2.7ポイント低くなり、3か月連続で低下したと発表し、景気の後退局面に入った可能性が高いことを示す「下方への局面変化」と下方修正した。 このことは「2012年12月からの景気拡大が…

どんな新元号になるのだろうか、私が気になること

昨日(3月1日)は新元号が公表されるちょうど1ヶ月前とあって、どのテレビ局も新元号について取り上げていた。 そんな中、TBS局は今までの元号にどんなものがあったのかなどをかなり詳しく一覧表にして説明していた。 「大化」から「平成」までの元号一…

安倍首相の「トランプ氏の決断を支持する」発言は拙速だ

ベトナムのハノイで行われていた米朝首脳会談は誰も予想もしていなかった結果、「合意なし」に終わった。 安倍首相はハノイから帰国途中のトランプ大統領と約10分間電話で会談をして、今回の米朝会談の説明を受けたという。 その後の記者会見で安倍首相は、…

一国の総理大臣が国会で最低のヤジを飛ばす

2月28日の衆議院予算委員会質疑を視聴していたが、午前中の質疑で驚いたことがある。 それは午後零時になろうかとする時刻に立憲民主党の長妻 昭氏が厚労省の統計不正問題で質問しているとき、椅子に座っていた安倍首相は「だから何だったんだ!」と長妻氏に…

沖縄県民投票結果を完全無視する政府、これでも民主国家か?

24日に行われた沖縄・辺野古埋め立ての賛否を問う沖縄県民投開票の結果、埋め立てに「反対」が72.2%となった。 さらにこの県民投票の有効性の物差しの目安としていた投票率が50%を超えて52.48%だったことは先の反対票72.2%の結果と併せ、強引に埋立てを…

不毛の国会審議に一縷の望み、野田聖子委員長の議事進行采配

メリハリの利いた議事の進行とはこういうことを言うのだろうか。 本日(2月22日)の衆議院予算委員会で、野田聖子委員長はのらりくらりと答弁をする厚労省の官僚らを何度か叱責した。 2019年2月22日 衆議院予算委員会 TVインターネット中継より と…

日本の政治は「三流国家」になりつつある

この国会の衆院予算委員会において、統計不正問題に関する野党の質問に対する厚労相や参考人らの答弁には呆れてしまう。 紛糾してしばしば審議がストップする衆院予算委員会 (2019年2月22日午前 衆議院TVインターネット中継より) これら厚労相や参…

犬がいなくても寂しくないトランプ大統領

アメリカの歴代大統領の多くはホワイトハウスで犬を飼っていたという。 これらの犬は「ファースト・ドッグ」と言われている。 ホワイトハウスで大統領が犬などのペットを飼う目的は、日頃のストレスを癒すということが大きな理由である。 トランプ大統領も最…

安倍首相がトランプ米大統領をノーベル平和賞に推薦していた?

首を傾げるようなおかしなニュースが入ってきた。 トランプ米大統領が安倍晋三首相からノーベル平和賞選考機関に送ったという「推薦状」のコピーを受け取ったというのである。 これはトランプ氏が15日のホワイトハウスでの記者会見で明らかにした。 ただ推…

一茂も玉川もどちらも正論、SNSの不適切動画

次から次へとネットにアップされるファミレスやコンビニ店に勤める人間の悪ふざけの動画について、15日のABCテレビ「羽鳥慎一モーニングショー」でタレントの長嶋一茂氏とテレビ朝日の玉川徹氏が激論していた。 一茂氏は「お金があろうが無かろうが、承…

恥ずかしい国会

政府答弁は「ご飯論法」 31日の参院と衆院で行われた代表質問で野党の質問に対する安倍首相ら政府の答弁を聞いたが、それは依然として「ご飯論法」だった。 「ご飯論法」とは質問の意図をわざとはぐらかして言い逃れや論点のすり替えをすることを意味する…

明石市長の暴言の真意は?

兵庫県明石市の泉房穂市長が市の用地買収が遅れていることに激怒して、担当の幹部に「火をつけてこい」などと暴言を吐いたことに対し、批判的な苦情の電話が市に殺到したという。 泉市長は福祉行政に関して敏腕を払い、市民の間では正義漢としても知られてい…

第198通常国会「代表質問」を聴いて~安倍首相がイメチェン!?

2019年1月30日 衆議院本会議場 衆議院インターネット中継より 第198通常国会「代表質問」(1月30日)を聴いてみた。 枝野幸男(立憲民主党)、二階俊博(自民党幹事長)、玉木雄一郎(国民民主党)の3氏の質問に対して安倍首相が答弁したが、…

「景気は穏やかに回復」は本当か?

政府が29日に公表した1月の月例報告では、引き続き「景気は穏やかに回復している」という判断をした。 さらに、2012年からの景気回復の期間が「戦後最長になった可能性がある」とした。 政府はこれまで何度も「景気は穏やかに回復している」と発表しているが…

第198通常国会の政府演説を聞いて

本日(1月28日)第198通常国会が召集された。 この国会召集の「しょうしゅう」という文字を変換すると「召集」とともにもう一つ「招集」という言葉が出てくる。 まれに「国会招集」を使った文章を見かけるが、これは間違いで正しくは「国会召集」である。…

通算25回目の日露首脳会談で安倍首相を「君」と呼んだプーチン大統領

1月22日にモスクワで行われた安倍首相とプーチン大統領の日露首脳会談は何の成果もなかった、というよりさらに厳しい現実をロシア側から突き付けられたということにつきよう。 北方領土の「ほ」や「り」の言葉さえも一切無かったこの会談の目的は何だったの…

アベノミクスに忖度した厚労省の統計不正データー

2019年という新しい年を迎えても、国内では次から次へと信じられないようなことが明るみに出て心休まる日がない。 厚生労働省の毎月勤労統計調査が過去15年間、不正な方法で行われていたというのはその最たるものである。 このことによってこの間の雇用保険…